風間八宏 組織と言葉 サッカーの言葉メモ

この記事は約2分で読めます。

「パスをつなげ」「ボールをしっかり止めろ」誰にでも言えることだが、こういうメッセージが意味を持つのは、本物の技術を身につけて「何のために」そうするのかを共有する者の間だけ
風間八宏(筑波大学蹴球部監督) 日経新聞 2008年2月19日

テレビサッカー解説者の風間さん(ちょっと変な言い方だけど)がいつの間にか、筑波大学のサッカー部の監督になっていた。
そういえば、加茂周元日本代表監督も関西学院大学の監督になっている。
おそらく、こういった人々が大学サッカーに入っていくのは、このエリアのポテンシャルが高い、からではないか、と思う。つまり、このエリアに「変えればよくなっていく未来」が感じられるからだろう。
高校年代からすぐにプロになる、という道筋はリスクが高い。高校卒業後2年で契約を切られるJリーガーというのはとても多い。そして、日本社会の中で、その後の人生設計はとても難しい。
大学サッカーを経験してプロを模索する、という流れは、一つの流れになっていくだろう。
そうなれば、大学サッカーのレベルは必然的に上がっていく。
大会運営も含めて、古いやり方や体質が残っていそうで、変えていくのは大変そうだが、日本サッカーのためには、とても大切な部分だと思っている。
冒頭の言葉とは話題がちょっと離れちゃったな。
でも、風間さんも大学サッカーという現場に感じた不思議やギャップを、折にふれて語ってくれそうだ。個人的にはとても楽しみにしている。
冒頭の言葉は、監督と選手のコミュニケーションでは、言葉を安易に使ってはいけない、というそんな話だ。組織をちゃんとするには、まず言葉がしっかりしていないといけない。
最初に彼が大学サッカーで感じた不思議が「言葉」だったことは、組織運営の本質をついているようにも思う。
ところで風間さんのコラムだけでなく、日経のサッカー記事は結構好きだ。
一般紙のサッカー記事を読み比べていた時期があったのだが、その時に出た僕の個人的な結論は「日経が一番いい」だった。

コメント

タイトルとURLをコピーしました