カズの言葉 悪いことを言われて一流 サッカーの言葉メモ

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「経験から言えば、いいことしか言われない時期は「まだまだ」なんです。悪いことを言われて初めて一流に近づく。それを越えてこそ一流じゃないかな」
三浦知良 日経のコラム 10月30日

書籍を書き始めたり、講演をする機会が増えて、ほんの少しだが、不特定多数に自分をさらす機会が多くなってきた。
しかし、褒められたり、いいことを言われているうちはまだまだだ、という話がカズのコラムに書いてあって、その新聞を切り取ることになった。 僕にはカズがこう言っている感覚は、全然、経験として理解できてない(当たり前だ)。
しかし、確かに自分を社会やメディアに出していく、ということは、ある程度「ぶつかり」を承知で出ていかなければならないのだろう。
全員がほめてくれたり、賛同してくれるわけではない。そのことは理屈ではわかっている。
打たれる経験がなければ、おそらく、ちょっと悪いコメントを言われただけで、耐えられなくなり、そのままひっこんでしまうかもしれない。
でも、それを乗り越えてはじめて、出ていく価値がある。
カズのレベルになれば、ある程度、マスコミや社会がどう反応するかも含めて、言葉を使っているのだろう。場合によっては、波紋を呼ぶことを承知で、言っている言葉もあったのかもしれない。
最近、サッカー選手の言葉が、まじめで無難にまとまってしまっていて、個人的にはつまらないな、と思っている。自分の言葉を語っている選手が少ない。
メディアや人々が、サッカー選手を取り上げることが少なくなってきたのは、彼らの発する「言葉」や「行動」に魅力が感じられないから、という面もありそうだ。


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