「なんでそうしたんだ」となぜ聞くのか? サッカーの言葉メモ

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「基本的にユースは育成の段階と考えますから、選手にはやりたいことをやらせて、どんどん挑戦させて彼らに間違えさせるんです」
オランダで育成年代を指導する林雅人氏のインタビュー サッカー批評 2008年10月号

この言葉には続きがある。

「日本では選手が間違うと監督が『なんでそうしたんだ』と叱責することがありますよね。
『なんでそうしたんだ』という発言にはネガティブな発想が潜んでいるんです。
自分がその子のプレーに対して『それは間違いだ』と思っているから「なんで」という言葉が出てくる。」

一般の話としても、お母さんが子供に、「なんでそんなことするのよ」 と怒ることは多い。本来は質問の言葉なのに、行間は否定的な雰囲気で満ちている、というわけです。
僕も、たぶん、ときどきこんな発言を子供にしている。
聞かれた方も、続きの言葉を聞くために、身構えて黙ってしまう。そのとき、子供の思考は停止してしまう。
サッカーに正解はない。人生と同じように。
質問は教えるためや、否定するためにではなく、本人に考えさせ、導くためにある。
本来は・・・

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