久々のオシムの言葉 監督の流儀 サッカーの言葉メモ

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「監督は、まずどうしたいかという自分の考えを持つ。それから実現に向けて、仕事を進めていく。そうすべきであって、他人を見てこういうものだと思い込んではいけない。真実は自分自身で探求する。それこそが監督の仕事だ」
Number 739 10月29日 監督入門 オシム インタビュー

少し前だが、本屋にオシムの表紙のNumberが並んでいた。
「まだ、オシムで売ろうとしているのか?」と、ちょっと辟易してそのNumberは、手にも取らなかった。
サッカーの雑誌の売れ行きは、表紙の写真で違うだろうし、オシムが監督の時代には、彼の写真が表紙であれば、売れていただろう。
しかし、いいかげん、もうオシムではないだろう、と僕はそう思った。それでなくてもNumberは、結構オシムを使いすぎる。
そう思っていたのだが、ある人から「これ読みました? 面白かったですよ」と言われて、そのNumberを渡された。とても尊敬している人だったので、前言を撤回して読むことにした。
読んでみると、面白かった。
監督について語るオシムのロングインタビューなのだが、やはり彼の繰り出す言葉は極上だ。
言っていることは当たり前のことなのかもしれない。要するに他人の安易なマネではなく、自分のやりかたを探求して身につけろ、ということだろう。
しかし、オシムが言うと、なぜか、その当たり前の言葉が、違って響く。とても長い道のりを、歩いてきたその行程が、言葉に感じられるのだ。
発売からずいぶん遅くなったが、噛みしめるように読み進めた。


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