「置いて行かれちゃう」この危機感はずっと僕の中にある。この気持ち、危機感がなくなれば、僕はサッカーをやめる。まあなくならないと思うけど。
中村俊輔著 「察知力」(幻冬舎新書)より
俊輔を見ていて面白いのは、褒められたときにほんの少しだけ居心地の悪そうな表情をすることだ。
あからさまに嫌な顔をするわけでもないし、答えをはぐらかしたりはしないのだが、そこはスルーといった感じで、すっと流すように対処する。
単純に照れ屋なのだろうが、「褒められた」ことに甘えないように、相手の褒め言葉を自分に染み込ませないようにしているように見える。
中村俊輔にとって、自分はまだ足りないという危機感が、かえって居心地がよさそうに見える。
この言葉少し短めに省略してあります。
「置いて行かれちゃう」この危機感はずっと僕の中にある。もちろん今も。何に対して置いて行かれるかは、そのときそのときで違うけれど。
この気持ち、危機感がなくなれば、僕はサッカーをやめる。まあなくならないと思うけど。
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